さいたま市は市民生活の活性化、観光やビジネスでの来街者に向けた街中の移動手段としてコミュニティサイクルに着目していた。そこで、コミュニティサイクルの導入可能性を検証するために社会実験を実施した。


- 通勤利用に対する潜在需要
運営時間が8時から18時であったため、利用を考えていた人から事後アンケートで「運営時間が短いので通勤に使えない」という意見が多く見られた。 - 利用者の約96%が再利用したいとの意向を示しており、コミュニティサイクルに対するニーズの高さが確認された。

- 発注者:さいたま市、(財)自転車普及協会
- 実施期間:平成22年9月25日~10月22日
- 業務概要
「都心の活性化に資する移動環境の確保」に向けた取り組みの一環として、自転車を新たな交通手段と位置付け、都心と周辺部の連携強化や、短距離移動の利便性向上、都市内の回遊性向上による市街地活性化、CO2削減効果などを検証し、自転車社会の創出に貢献する。
さいたま市大宮区および北区
貸出拠点:5箇所 自転車:100台(内電動補助付き10台)
各ステーションで常駐スタッフが利用者登録を受付け、貸出・返却操作を行う。ICカードを会員証に採用し、これに貸出または返却の情報を書き込むことで利用者を認証して利用時間と課金を管理する。
大宮駅東口ステーションのみ電磁ロック式駐輪機と連携。利用料金の支払いは現金のみ。
